宮崎あおい(その2)

昨日会社の帰りにレンタルビデオ屋で宮崎あおい主演の映画2本を借りた。蒼井優の作品を(みたいものは)見尽くしたというと、若手女優コーナーができたせいで、今まで興味がなかった分野に進出という感じ。
このブログも、MacのDVDプレーヤーでそのうちの一本をみながら書いている。というのも、かなり退屈な映画で、じっと見るのが時間の無駄に思えるからである。
ということで、まず一作目から。
「海でのはなし」
海でのはなし。 [DVD]
西島秀俊との共演。スピッツの曲がずっとかかって、また突然海に行くという、「ハチミツとクローバー」を思い起こさせる。宮崎あおい演じるちょっとかわった少女と、西島秀俊が演じる人付き合いが苦手な学者の恋を描いたものであるが、とくにドラマティックな展開がある訳ではなく、スピッツの曲を聴きながら、ちょっと休憩という感じの映画。こういう映画を誰が劇場に見に行くのか想像してみるに、つきあい始めて気合いの入っているカップルはいかないだろうな。そういうカップルは、評判のいい、外さない映画にするだろう。つきあって日がたち、デートもマンネリしてきて、ミニシアターでも行くかというのならありそうだが。あるいは、高校生ぐらいをスピッツで過ごして、結婚もし、子供もできた人が、恋愛に不器用な昔の自分と照らし合わせながら観るというのもありそうだ。
そういえば、この二人は連ドラで共演していた。西島秀俊が演じるのは、宮崎あおいのお姉さんの旦那さんで、悪い人ではないが、自分勝手で、結婚相手としてはちょっと困った人という役。西島秀俊は、誠実だが不器用な男というキャスティングには、かなりの確率で呼ばれるんだろうな。
ということで、これを書きながら観ている2作目。ところで、MacBookのディスプレイはきれいで横長なので、DVDプレーヤーとしても非常にいい。若干、粒子が粗い気がするのは、見ている映画の画質のせいなのかどうかわかないが。
「好きだ」
好きだ、 [DVD]
DoCoMo蒼井優と共演している瑛太宮崎あおいが、主人公の高校生時代を演じ、大人になった二人を、西島秀俊永作博美が演じる。これもストーリーは淡々と進む。作家の心象風景という感じか。永作博美は、蒼井優も出る、「人のセックスに文句を言うな」で松山ケンイチと出ている。こうみると、同じような趣向の映画には、同じような人たちが若干ずつ組合わせを変えて出演していることがわかる。
ところで、この映画には、ビニール本を自動販売機で買うシーンが出てくる。今でもあるのだろうか。現在は、インターネットでいくらでもその手の画像を入手できるが、その当時は、外に行かないと手に入らなかった。憲法判例で、わいせつ本に関する規制のあり方を扱ったものがあるが、今の状況からみると、かわいいもんだという気がする。いったい、今の子供たちの性に対する意識はどうなっていて、親たちはどう対処しているのだろうか。想像を絶する。
ということで、映画はまだまだ続くが、これといって面白い展開もなさそうだ。