篤姫

篤姫の2回目。
前半の軸になるのかと思っていた人物が早々に自決してしまい、あれっという感じ。
宮崎あおい瑛太のラブコメ調のやりとりはなかなか良いが、二人が結ばれる訳も無く。

ここまでの様子を見て、今後の篤姫がどうなるかを予想してみると、残念ながらあまり良い展望が描けない。というのも、ほどなく篤姫は、大奥に入ってしまうため、江戸城の外でおこる明治維新の激しい動きを、かなり離れたところからみるということになる。確かに、薩摩藩士を陰で支援するということになるのだろうが、所詮、主役ではない。それでも薩摩藩士に魅力的な役者をそろえているのなら良いのかもしれないが、果たしてどうか。
近年で一番良かった大河ドラマが「利家とまつ」だが、松嶋菜々子が家を守り、唐沢寿明が外で暴れるという構図があったので、バランスがとれていたと思う。今回は、唐沢寿明の役回りを瑛太が演じることになるのだろうが、二人の関係は、幼い頃の淡い恋心程度であり、また、瑛太の演じる侍も歴史の表舞台に立つような人物ではないようだ。といって、著名な薩摩藩士に主役級の俳優をおいているわけではない。とすると、宮崎あおいと対になってストーリーを進める男性陣が手薄とならないか心配。
で、最近の大河ドラマにある良くないパターンは、視聴率対策として、後半に強引なてこ入れをする。前半で人気のあった役を強引に生き返らすとか、前に人気のあった大河と同じ俳優を同じ役で使うとか。去年の大河なんて、最後の方はGacktをいかにかっこ良く見せるかに終始した感さえある。今回もその轍を踏むことにならないと良いが。
そこで考えついたのだが、どうせそういうことするなら、蒼井優を出すというのはどうだろうか。ある記事には、今年はWあおい対決だと書いてあった。また、フジテレビのMANINGENクイズでは、「『あおい』と言えば」に対して、40%が宮崎あおい、30%が蒼井優という回答だったので、確かに、人気は均衡している。蒼井優も2008年、映画だけではなく、少しぐらいはテレビドラマもやりたいだろうし。NHKとしても、「あおい対決」というのは、話題性として使える。蒼井優NHKのドラマにも出たことあるし。
では、どんな役が良いだろうか。「利家とまつ」で言えば、酒井法子(秀吉の妻役)という立場か。しかし、急遽投入となる以上、歴史上にあまり記録の無い人物にしておいて、自由に動き回らせるのが良いだろう。坂本龍馬の奥さんとか。ともかくも、蒼井優が和服姿で美しい立ち居振る舞いを見せてくれるといいなあ。