百万円と苦虫女 鑑賞

百万円と苦虫女」を見た。
先週、舞台挨拶付きの上映会に行けなかったので、早速映画館へ。
劇場の小ささに、「先週来ていれば、あんなに間近で見れたのか〜」と、後悔の念が募る。

内容だが、正直、面白くなかった。
主人公への感情移入もできず。
ドラマティックな展開も無く。
ユーモアもあまり無く。
ホホーとうならせる伏線も無く。
感情表現もさほど細やかだとも思えず。
2時間が単調であっという間にすぎた。
かわいい or きれいな 蒼井優を見られたのであれば、それだけでも良かったのだが、地味で暗い感じで終始。
恋愛もきっかけがよくわからない。ベッドシーン(といっても、ことの後に寄り添って寝ているだけだが)も、小汚い部屋でどうかと思う。
弟との関係性も、あまりにも単純で、ひねりが欲しい。例えば、世間とうまく折り合いを付けているように見える弟が実は姉(鈴子)と同じような疎外感を感じているとかの方がよくないか。
社会から阻害された女性が旅をしているうちに解放されていくという「テルマアンドルイーズ」的な映画を期待していたのだが。

映画館も土曜の夜、公開1週間目というのに関わらず、全体の2割ぐらいの入り。
興行的には失敗作ということになってしまったのでは無かろうか。

TOKYO!」に期待します。