二十四の瞳

蒼井優が出ているということで、テレビの特番だった「二十四の瞳」のDVDを借りてみた。実際出ているのは10分ぐらい。結核で余命わずかという薄幸の少女。時間がなかったので、その子供時代のところは、すっ飛ばしているので、あまり感情移入できなかった。
蒼井優をテレビドラマで見ると、映画で見るような、存在感を感じないのはなぜか。まあ、これまで脇役が多かったたから、これから主役級が出てくれば違ってくるのか。Dr.コトーでは、役自体が、自信なげなおどおどした感じのものだったから、演技が若干おぼつかないかのような印象を視聴者に与えかねず、ちょっと損している気がした。というよりも、映画のように、じっくり作ってこそ、魅力を発揮する女優なのであろう。
資生堂のCMで一緒の他の女優が、すでに主演作をたくさん持っていることを考えると、蒼井優はそれよりは露出がかなり少ないため、映画をあまり見ない視聴者の目には、どのような立ち位置に見えるのだろうか。
ところで、二十四の瞳に戻るが、先生役だった黒木瞳は、オセローのデスデモーナ役を確かやっていたはず。宝塚出身の黒木瞳は舞台映えしただろうな。そういえば、蒼井優のお母さんは彼女を宝塚に入れたっかたと書いてあった。そういう意味では、黒木瞳蒼井優というコンビで舞台を見てみたい。蒼井優黒木瞳から舞台女優として学べることはすごく多いのではないだろうか。お母さんも喜ぶだろうし。新進女優が演技力の評価を高める定番が、三重苦の少女役だが、黒木瞳が教師役でやると面白くなりそうだ。年齢差もちょうどいいかと。

終戦60年特別ドラマ 二十四の瞳 [DVD]