サンフランシスコ

SFOに近づく。下界は、すごい濃い霧。機長は、「濃い霧のために法律により自動運転します。電波を出す製品が使われると失敗するかもしれませんので、絶対使わないでください」とアナウンス。着陸は結局のところ乗客の自主性に任されるということでもなかろうが。霧につっこんでいく。外は本当に真っ白くなる。そのうちそれが切れて、地面が見えるのかと思っていたら、真っ白の状態のまま、着陸のショックが来た。こんなことは初めて。
さて、入国審査を終えて、外に出る。今回は、レンタカーじゃないので、エアポートシャトル(乗合ミニバス)を探したが、待ちそうな感じ。まだ朝早いからか。ということで、タクシーに乗る。ホテルに行っても早くてチェックインできないかもしれないしと思って、なじみのあるショッピングセンターに向かってもらう。そこだと、安全だし、昼食も気の利いたレストランでとれる。タクシーの運転手は、日本の自動車会社で働いていたことがあるとのこと。奥さんが、日系ペルー人らしい。アメリカより日本の方が、優しくて好きとのこと。いろいろ話をしてみたいが、話しかけるときに、完全に後ろを向くので、安全のためにやめておく。ショッピングセンターまで、チップ入れて$90。メーター+50%と決まっていると、SFOから出ている説明書を見せながら説明。正直そうな人だし、昔もこのぐらいの値段だった記憶があるから、特に疑うことなく払う。
ショッピングセンタも、まだ、店が開いていない。レストランもカフェしか空いていない。そのカフェは、いつもながらすごい人気。スイーツも豊富だが、カプチーノを頼んで、外のテーブルでレストランが開く時間を待つ。
11時になったらすぐい、イタリアレストランに入る。アジア系のカップルが奥で食べている。テーブルについて、ピザを頼む。量はちょうどいい。味もいい。間口が狭くて、奥に長い構造なので、店内に入ってくる朝の光の感じがすごくいい。
食べ終わって、頼まれものの化粧品を買う。
[rakuten:aries1:834158:image]
Apple Storeにもちょっとよってみる。前に来たときは、iPhoneの発売直後だったから、店にはいるのに並ぶほどだったが、今は落ちついいて、iPodよりも、Leopardをいじっている人の方が多い感じがした。
MacOS X v10.5 Leopard

もういい加減眠たくなってきて、ホテルに向かうために、タクシーを呼ばないといけない。セキュリティーオフィスで呼んでもらえると聞いて、向かうが、目立たない建物の2Fのしかもずいぶん奥まったところにあった。女性のガードマンが受付にいて、すぐに電話で呼んでくれた。店の前で待ってといわれたので、15分ぐらい待つとタクシーがきた。アフリカ系らしく、運転しながら、携帯電話で、今まで聞いたことのない言語で、おそらくどうでもいい(すくなくとも、客を乗せた状態で片手運転による危険を冒してまで話すどの緊急ではない)話をがんがんしていた。ホテルには無事到着。しかし、タクシーの移動は、昼間ならちょっと辛抱強くしていればいいが、夜中はやだな。
ホテルにチェックイン。階段がないが1階がいいか、2階がいいか聞かれたので、たいして重い荷物もなかったが、1階にしてくれといった。あとで、夜中に2階の足音がかなり響くことがわかり、後悔することになる。カリフォルニアの建物の安普請は知っていたつもりだが、うかつだった。Sheratonなのになんか安いなと思っていたが、そいういことか。それ以外は快適な部屋であったが。

夜は取引先の人と街中にに行ってディナー。カリフォルニアワインの赤をしこたま飲む。明日早朝から夕方まで打合せだから、時差ぼけを何とかしないと。やっぱり、重要な交渉の場合は、前日入りは厳しい。今度からは、前々日入りにしたいところ。
ホテルに帰るとすぐに寝て、目が覚めたときに、お、こんなに寝覚めがいいとは、ラッキーと思って時計を見たら、まだ、深夜12時だった。それでも、またすぐ寝れば良かったのだが、日本からのメールをチェックし出して、4時ぐらいまでなんだかんだ起きていた。2階の足音が、し出すと結構うるさい。そもそも、マンションなら、いわゆる生活音があるが、ホテルならそんなに歩き回らないと思うのだが。明け方、なんだかお経のような音が聞こえてきたような気もするから、何かの祈りだったのかもしれない。とうことで、寝たり起きたりの繰り返しで、朝を迎えてしまった。
プライベート旅行だと、到着日の次の日は緩い予定を入れて、調整をはかるのだが、ビジネスでもそうしないといけないなあ。年取ってくると特に対策が必要になってくるかと。