Babel

「神童」に続いて、「Babel」を観る。菊池凛子のアカデミーショーノミネートで話題になった映画だが、中身はなんだか良く理解できない映画だった。ちょっとした善意、嫉妬、油断が、世界規模で連鎖して悲劇を生んでいくのだが、連鎖していくそれぞれのストーリーに、表面上のストーリーとは別の深い関連性を見いだすことはできなかった。ビデオ屋でも大量に在庫されていて、あまり借りられていなかったのも、話題先行、観てもつまらないということが、一般に知られていたからだろう。そもそも、この手の悪循環ものというのは、個人的に、観ていて落ち着かなくなってしまい、そもそも、あまり好きではないというのもある。菊池凛子も、日本人には女子高生には見えず、体当たり演技はわかるが、違和感がぬぐい去れなかった。まあ、観ておくことに意義があるという映画があり、この映画もその一つかなと。
バベル スタンダードエディション [DVD]